育児を続けているうちに、育児疲れをしてしまい、子どもと一緒にいることがつらいと感じてしまうママがいます。育児疲れをした状態で子どもと接すると、子どもにも、ママにも良い状態とは言えません。そのため、育児疲れの原因やその対処法を知っておくようにしましょう。
目次
育児疲れをする3つの原因
育児疲れは体力的なことが原因で起こることもありますが、精神的なことが原因で起こることもあります。体力であれば体を休めることで回復しますが、精神は簡単に回復しないことが多いです。
そのため、育児の精神的な負担には特に注意が必要です。育児疲れを防ぐためにも、どのような精神的な負担が育児疲れの原因となってしまうのか知っておくようにしましょう。
原因1:育児が思った通りにできない
育児をする前に、楽しくて、明るい子育てを想像するママは多いです。しかし、いざ育児が始まってみると、子どもが泣いて家事が進まなかったり、子どもが言うことを聞かなくて困ったり、常に時間に追われる生活になったりなど、理想と現実のギャップに困惑することはよくあります。
ただでさえ大変な育児が、さらに思い通りにいかないことで、ママはイライラするようになってしまうでしょう。そのイライラが蓄積されていくことで、育児疲れを起こす原因となってしまいます。
原因2:自分の時間がない
育児と仕事を両立しているママもいます。その場合、朝は子どもを保育園に送り、職場へ向かい、仕事が終われば子どもを迎えに行って、家事をするという生活になります。
そのため、ママは常にやるべきことや時間に追われるようになり、自分の時間を持つことができません。育児の疲労に加えて、自分の時間を持てないことで、精神をリフレッシュさせることもできず、体も心も疲れきってしまい、育児疲れを起こす原因となってしまいます。
原因3:家族が協力してくれない
家族が育児に協力的でない場合、ママのワンオペ状態となってしまいます。当然ながら、ママだけで育児をしていると、体力的な負担が大きいです。
また、思い通りに育児がいかない状況になったり、自分の時間が持てない状況になっても、家族が育児に協力的でなければ手助けも期待できないでしょう。
そのため、ママは1人で育児の問題を抱え込んでしまったり、家族が協力してくれない状況に悩んだりなどして、体力的にも、精神的にも追い詰められてしまいます。
育児疲れをしたときに注意すべき3つのこと
育児疲れをしているママは精神が不安定になってしまう可能性があります。そのため、冷静さを欠く行動をしてしまう危険性もあります。万が一、育児疲れをした場合でも冷静さを保てるように、育児疲れをしたときに注意すべきことを事前に把握しておくようにしましょう。
注意1:感情的になる
育児疲れを起こしていると、子どもの着替えが遅い、おもちゃを片付けないなどの些細なことでイライラしやすくなり、感情的になってしまいやすくなるので注意しましょう。イライラした感情をぶつけて怒鳴り、子ども言うことを聞かせることは教育ではありません。
また、育児疲れを起こしていると冷静さを失っていることがあります。そのため、自分では子どもを叱っているつもりであっても、実は子どもにただ八つ当たりしているだけという状況に陥る可能性もあるので注意しましょう。
注意2:無気力になる
育児疲れを起こし、心身を疲弊させてしまうと、無気力となってしまうママもいます。無気力となってしまうことで、子どもに無関心となってしまったり、家事をする気が無くなってしまったりなどしてしまいます。
育児にも、生活にも影響が出てしまうため、やる気がなくなり、ボーっとする時間が増えてきた場合には注意が必要です。
注意3:育児から逃げる
疲労やストレスを避けるために、育児から逃げ出したくなることもあるでしょう。育児から逃げ出したママは、子どもが泣いたり、遊んで欲しそうにしたりなどしても、無視をするようになります。
また、育児や家事をせずに、自分の時間を優先するようになってしまったりすることもあります。そのような状況に陥らないために、育児疲れへの対処が必要になります。
育児疲れを起こさないための3つの対処法
育児疲れを起こしてしまうと、子どもに感情的になったり、育児から逃げ出してしまう可能性があります。そのような状況に陥らないように、育児疲れを起こさないための対処法を知っておくようにしましょう。
対処法1:アンガーマネジメント
育児が思うようにいかないときには、イライラしてしまうこともあるでしょう。しかし、怒りの衝動は6秒で収まると言われています。
そのため、育児中にイライラして感情的になりそうになった場合には、深呼吸して気持ちを落ちつけたり、その場を離れるなどして、ひとまず6秒我慢しましょう。6秒を超えると怒りの感情は弱くなり、冷静さを取り戻すことができます。
このような怒りの感情をコントロールする方法をアンガーマネジメントと言います。
対処法2:レジリエンス
レジリエンスとは、精神面の回復力のことです。レジリエンスを高めることで、育児で精神的な負担を感じても、素早く精神を回復させられます。そのため、精神の疲弊を防ぎ、育児疲れも防ぐことができるでしょう。
レジリエンスを高めるには、運動が効果的と言われています。運動はストレスの解消にも良いため、育児中でも時間を見つけてウォーキングのような軽い運動をしたり、子どもと一緒に遊んで体を動かすなどするようにしましょう。
対処法3:瞑想
瞑想をしただけで育児のストレスはなくならないと思う人は多いでしょう。しかし、瞑想はストレスを軽減するという科学的根拠があり、海外では研修のプログラムに組み込んだり、勤務時間内に瞑想の時間を設けるなどしている企業もあります。
そのため、育児中のストレスを軽減する目的で、毎日時間を決めて、瞑想を行うようにしてみても良いでしょう。
子どものためにも育児疲れを防ごう
育児をしていれば、どうしてもストレスは溜まります。しかし、育児で心身を疲弊させ、育児疲れを起こした状態で子どもと接してしまうのは、子どもにとっても、ママにとっても良いことではありません。そのため、育児疲れの対処を行い、のびのびと育児を続けられるようにしましょう。
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