ビジネスもテクニックが大事!仕事で役立つ心理学とは?
営業や交渉が思うように進まないことはよくあります。そのような場合に、人の思考の流れや行動の意味などを把握して、営業や交渉を有利に進めたいと思う人もいるでしょう。その理想を叶えるには、心理学が役立ちます。自分の立場を有利にして仕事が進められるように、心理学を身につけて、仕事に活かしてみましょう。
目次
心理学が役立つ3つの理由
心理学は人の思考の流れや行動の意味などを把握するための学問です。そのため、心理学を身につければ、仕事に限らず、人と接する場面であればいろいろと役立ちます。まずは心理テクニックを知る前に、心理学がどのような役立ち方をしてくれるのか知っておきましょう。
理由1:人の気持ちや感情を理解できる
心理学を身につければ、相手の表情や言葉などを観察することで、本音と建前を見極めたり、相手の感情を正確に読み取ったりなどできるようになります。そのため、自分は相手の気持ちや感情を確認しながら、言動を選ぶことができるようになるでしょう。
理由2:コミュニケーション能力が上がる
心理学を身につければ、相手の気持ちや感情を確認しながら自分の言動が選べることから、相手が喜ぶ言葉を多く使って好感度を上げたり、不快に思われる行動を避けたりなどすることができます。
そのため、相手に接しやすい印象を与えやすくなり、スムーズなコミュニケーションが取れるようになるでしょう。
理由3:ストレスへ対策になる
心理学は他人の気持ちや感情だけでなく、自分の気持ちや感情を把握することもできます。そのため、どのような思考や行動の流れで、自分が不安や怒りの感情を持ったのかを把握することもできるでしょう。
自分の感情の原因を正確に把握して、その原因への対策が的確に行うことができれば、ストレス対策にも繋がります。
仕事で役立つ心理学6選
心理学を身につければ人の思考の流れや行動の意味などを把握できることから、うまく活用すれば、仕事で役立つテクニックとなります。そのため、どのような心理効果が、どのような仕事の場面で活用できるのか、知っておきましょう。
好感度を上げる【単純接触効果】
単純接触効果とは、接触回数が多いほど好感度が上がるという心理効果です。そのため、会う機会を増やしたり、連絡頻度高めるなどして、相手との接点を増やすことで、相手からの好感度を得ることができます。
相手からの好感度が高ければ、コミュニケーションがスムーズになり、仕事も円滑に進めやすくなるでしょう。
大きな要求を通す【フット・イン・ザ・ドア】
フット・イン・ザ・ドアとは、要求に1度応えると、その後の要求にも答えやすくなるという心理効果です。そのため、最初は相手が了承しやすい簡単な要求をして、相手がその要求に応えれば、その後は徐々に要求を大きくすることで、最終的に大きな要求を通すことができます。
始めは購入しやすい商品やサービスを紹介して、相手が購入を決めてから少しの追加料金でオプションが付くという販売方法はよく見かけることでしょう。
妥協に見せかけた本命の要求【ドア・イン・ザ・フェイス】
ドア・イン・ザ・フェイスとは、相手の要求を断った場合に、後ろめたさを感じて、その後に要求に対するハードルが下がる心理効果です。そのため、まずは相手が断りそうな要求を提案して、相手が断った後に本当の要求を提案することで、本命の要求が通りやすくなります。
商品やサービスの購入をする際に、予算を伝えたにもかかわらず、伝えた予算よりも高い商品やサービスを先に紹介され、徐々に安いものを紹介されることはよくあるでしょう。
似ている人には親近感が湧く【ミラーリング効果】
ミラーリング効果とは、自分の似た人に対して親近感を持ちやすくなるという心理効果です。そのため、同じ趣味を持っていることをアピールしたり、行動や思考のパターンを真似することで、相手から親近感を持ってもらうことができます。
行動を真似るだけでも効果が得られるため、同じタイミングで飲み物を飲んだり、席から立ち上がったりなどすると良いでしょう。ただし、相手の行動を真似していることがバレて、不快感や不信感を持たれないように注意が必要です。
さりげなく恩を売っておく【返報性の原理】
返報性の原理とは、人から何かをしてもらったときに、そのお返しをしなければいけないと思ってしまう心理効果です。
そのため、相手に物をあげれば、相手も何か物を返さなければいけないと思います。また、返報性の原理は物に限らず、感情にも有効であり、相手に好感を持っている印象を与えれば、相手は好感の印象を変えそうとしてくれます。
スーパーで試食品をもらって、店員に試食した商品を勧められた場合に、断りにくく感じてしまうのはこの心理効果が働いているためです。
選択肢があるようでない【ダブルバインド】
ダブルバインドとは、相手に矛盾を含んだ選択肢を与えて、冷静な判断ができない状態にする心理効果です。そのため、相手を混乱させて、どの選択をしても相手が不利な状況になるように追い込むことができます。
店員から「AとBの商品では、どちらの方が良さそうですか?」と質問されて、選んだ方を購入する流れを経験したことがある人は多いでしょう。
このとき、購入しないという選択肢が自然と消えてしまっています。また、商品を購入した本人は自分で選んで購入したことで、購入しないという選択肢が消えたことにも気がつかないこともあります。
仕事で心理学を身につけよう
心理学を身につければ、人の気持ちや感情を把握したり、うまく活用すれば人の思考や行動をコントロールできることもあります。ただし、心理学はすぐに扱えるようになるものではありません。しっかりと練習を積んでから実践で活用するようにしましょう。
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