就職や転職のため、あるいは副業のためなど、プログラミング学習の需要は増えています。
しかし、プログラミング言語の種類は豊富なため、プログラミング初心者の方には言語の選び方が難しい側面も。
自分の学習目的ややりたい仕事にそぐわないプログラミング言語を選んでしまった場合、時間と費用の無駄になってしまう…といった可能性も出てきてしまいます。
まずは自分のプログラミング学習の目的を明確にし、様々なプログラミング言語の特徴を理解した上で、ご自身にあったプログラミング言語を選択していきましょう。
目次
プログラミング言語を選ぶ際のポイント
学習目的に合っているかどうか
「プログラミング」と一口にいっても、Webサイト開発、スマホアプリ開発、ゲーム開発、VR開発…など、それぞれで使用される言語は異なる場合もあります。
まずは、ご自身が何のためにプログラミング学習をしたいのかを明確にしておきましょう。
「ゲーム開発の仕事をしたいから、ゲーム開発に必要なプログラミングスキルを身に付けたい」という方と、「どんな仕事に就きたいかまではまだ考えていないけど、将来のために汎用性の高いプログラミング言語を学びたい」という方では学習の目的が全く異なりますよね。
プログラミングスキルの習得には日々の学習の継続が必要なため、目的が明確でないと挫折に繋がる可能性があります。無理なく継続して学習するためにも、「なぜ学びたいか」をはっきりさせておきましょう。
需要があるかどうか
せっかくスキルを身に付けても、それを活かせる場が見つからないと勿体無いですよね。
それぞれのプログラミング言語がどんな業界で需要があるのか?自分がしたい仕事に就くためにはどの言語スキルが求められているか?をあらかじめチェックすることをおすすめします。
実際のエンジニア求人を調べてみて、どの言語スキルがよく求められているかを見ることも有効です。
学習のしやすさ
プログラミング初心者にとって、「学習しやすいかどうか」は非常に重要な観点となります。
プログラミング言語によって、学習ツールや情報の豊富さにも差があります。人気の高いプログラミング言語であればあるほど参考書などのツールが多い傾向にあります。
一方で、まだ普及度の高くないプログラミング言語は学習ツールには限りがあるものの、将来的な需要を考慮すれば、スキルを習得できれば数年後にはかなり有益になる可能性もあります。
それぞれのメリット・デメリットを理解することが重要と言えるでしょう。
これらのポイントを踏まえて、プログラミング初心者の方におすすめのプログラミング言語を紹介していきます。
おすすめのプログラミング言語
1.Python
・Youtubeやinstagramの開発に使用されているプログラミング言語で、少ないコード量での開発が可能です。
・文法が易しく、プログラミング初心者の方でも理解しやすい点が特徴。
・使用用途はWeb開発、AI開発、データサイエンス、IoTなど非常に幅広く、汎用性の高いプログラミング言語です。
2.Ruby
・まつもとゆきひろ氏が開発したプログラミング言語で、日本語の学習ツールも多く、日本人にとって直感的に理解しやすい言語です。
・Twitterやクックパッドなどの開発に使用されています。
・少ないコード数での開発が可能で、少しのコマンドでもWebサイトを作成できる点が特徴。
・スピード感を求めるスタートアップ企業で使用されることが多いプログラミング言語です。
3.JavaScript
・WebサイトやWebアプリなどに動作をつけることのできる、汎用性の高いプログラミング言語です。
・コンピュータのOSに依存しないため、幅広い用途に使用することができます。
・ブラウザとテキストエディタがあれば最低限の開発は可能なため、プログラミング初心者が始めるハードルは比較的低いプログラミング言語です。
・書いたコードをすぐに実行できるスクリプト言語であるため、書いたそばから動作をテストすることができます。
4.Swift
・Apple製品向けの開発に使用される言語です。これまではObjective-C言語が使用されていましたが、Swiftではコードがシンプルになり、エラーが出た場合も修正しやすくなりました。
・シンプルで読みやすい・書きやすいことが特徴ですが、2014年に開発された新しいプログラミング言語であるため、他のプログラミング言語と比較すると学習ツールが少ない状況です。プログラミング初心者には少しハードルが高いかもしれません。
・しかしApple製品は常に進化を遂げており、今後需要が増える言語であると予想されています。
5.Java
・OSに依存しない言語で、Webシステム開発からスマホアプリ開発まで可能な汎用性の高さが特徴です。
・そのため日本ではJavaを使用する求人の数は圧倒的に多く、特に大規模な業務システムを導入している企業での需要は高いです。
・オブジェクト指向やクラスの概念を理解する必要があり、プログラミング初心者にとって難易度はやや高めとなります。
・日本での需要が高いため、学習ツールは豊富に存在しています。
6.PHP
・WordpressのようなWebアプリケーションの開発で使用される言語です。
・動的Webページの作成やサーバーサイドの開発が可能です。
・コードがシンプルで、プログラミング初心者には言語です。
・書いたプログラムをすぐに実行することができ、書いてすぐにテストして動作を確認することができます。
・WEBサイトをつくるならHTMLとCSSも学習しましょう。
7.Go
・Gooogleが開発したプログラミング言語です。
・コードの記述がシンプルで、並列処理が得意なのが特徴です。ライブラリも豊富で、効率的に開発ができます。
・扱えるエンジニアがまだ少ないため、価値が高く年収も高い傾向です。
・Webサーバーの構築やWebアプリケーションやスマホアプリケーションの開発、Webサーバーの構築に使用されています。
まとめ
プログラミングスキルは一朝一夕では身につかず、地道な学習の継続が必要となります。
だからこそ、目的にあった言語を選び、モチベーションを維持しながら取り組むことが重要になりそうですね。
プログラミング言語のそれぞれのメリット・デメリットを理解し、無理なく継続できるよう取り組んでみましょう。
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